世界中からツーリストが訪れる、言わずと知れたタイの首都。近隣には約70コースが点在していて、街の中心部から1時間程度の距離に約60コースあり、高速道路のインフラも整っているので、アクセスには困らない。もともと平坦な場所に造成されたコースが多く、ほとんどのコースがフラットで、コースレイアウトの特色がコースの特徴となっている。レディースやビギナーでも気軽に楽しめるコースから、トーナメント開催実績を誇るコースまで様々なバリエーションが揃っている。

プーケットはバンコクから南へ約1時間のフライトで到着できる、タイで最も有名な島。南北に広がるリゾート地は、車で1時間30分あれば縦断できるほどの大きさで、島内には北から南までバランス良く6コースが存在している。アジアで最も美しく難しいとされるブルーキャニオンカントリークラブをはじめ、レッドマウンテン、プーケットカントリーなど、タイ屈指の名門コースが存在している。また、プーケットからフェリーでも行けるサムイ島、島の北東に位置しているハジャイやクラビなどを含めば、南部全体では14コースが点在している。

バンコクから南東へ約150km、バンコクから最も近い海のリゾート地として広く知れ渡っているパタヤ。ビジネスの雰囲気はほとんどなく、完全なリゾート地としてツーリストが集まってくる場所で、余暇を過ごすためのすべてのファクターが揃っている。ビーチ沿いのホテルから近隣のゴルフ場までは約30分とアクセスが非常に良く、プレーするコースを贅沢に選択ができる。近年注目を浴びているトーナメントコースのサイアムカントリークラブや、パタヤよりもバンコク側に位置しているアマタスプリングなど、タイを代表するコースも多く、いずれのコースもコース難度が高く、バンコク近隣の比較的フラットコースではなく、起伏のあるバリエーションに富んだコースが多く、レベルの高いゴルファーが好む傾向がある。

バンコクから南へ約200km、もともと王族の避暑地としてリゾート化した欧米人に人気のリゾート地。近年ゴルフ場の開発が進み、新規オープンしたコースも多く、日本人の利用も増えてきているエリア。タイで最初に作られたロイヤルホアヒンゴルフコースをはじめ、近隣には11コースが点在していて、いずれのコースも街の中心部から40分圏内にありアクセスも良い。5つ星ホテルに負けずとも劣らない宿泊施設を備えたコースがあったり、アジアンツアーの開催実績のあるチャンピオンコースがあったりと、訪れるゴルファーを選ばない、まさにリゾートゴルフが堪能できるおすすめのエリア。

バンコクから北へ約1時間のフライトで到着できる第2の都市、チェンマイ。
ランナー王朝の面影が街に溢れるのどかでのんびりとした雰囲気が特徴で、朝、夕の涼しい過ごしやすい気候や、バンコクに比べると格段に安い物価から、日本人のロングステーヤーに好まれている。
市内から最も近いゴルフコースで15分、少し離れた場所でも約1時間程度と、ゴルフのアクセスも良い場所で、チェンマイ近隣には12コースが広がる。ピサヌロックやタックなど、チェンマイの南側の街まで含むと23コースが点在している。また、高層階のホテルではなく、敷地の広い低層階のホテルが多いことも特徴で、どのホテルも建築様式にはこだわりを持っている。

バンコクから西方面に約130km、映画「戦場にかける橋」の舞台でも良く知られている街。タイで最も美しいとされるエラワン滝があるなど、山と渓谷美が広がっている。また、第二次世界大戦下に施設された鉄道路線が残っていたり、戦時中に日本軍が掘り当てた温泉があったりと、日本との関係も深い街。宿泊施設を備えたコースを含み、近隣には12コースが広がっていて、壮大な自然を活かしたコースが多く、山々に囲まれた景観を楽しみながらのゴルフが満喫できます。バンコクからでも約2時間と日帰り圏内です。

バンコクから北東460kmのイサーン地方を代表する都市、コンケン。かつては日系企業の工場が多く存在していたことから、街の中でも日本語の看板を目にすることが少なくない街。長閑でゆったりとした雰囲気に包まれていて、市内から45分圏内に3つのゴルフコースがある。中でも2009年オープンのシンハグループの最新コースは、工場排水を再利用したエココースで注目を呼んでいる。
いずれのコースも、広い敷地を存分に利用した優雅なレイアウトが特徴で、コースクオリティに比べて料金が安いことも特徴のひとつ。場所柄、タイ人の利用がほとんどではあるが、イサーン地方を移動しながら宿泊し、ゴルフを楽しむことをおすすめしたい。